Newsの本質を見極めにくい時代である。メディア・リテラシー(Media Literay)は、メディアの情報を適切に理解し、批判的に評価するためのスキルや能力のことを指す。マスコミは本来情報を提供し、意見を形成するという非常に重要な役割を果たしているが、時折、(無意識的にでも)情報が歪曲されたり、一側面的に伝えられたりすることがある。つまりニュースの発信元に恣意性あってはならないことが、「放送倫理コード」などに定められているのだが、ジャニーズ問題で『忖度』という言葉の陰に隠れて、報道に恣意性が無かったとは一概に言えない。またウクライナ戦争に関して、ロシア発信とウクライナ発信によって正反対のこともあった。メディア・リテラシーは、このような情報を見抜き、正確な情報を得るためには、自分の頭で考えることと言ってしまえば、事は簡単だが中々上手くいかない。それは、『我々人間の脳(≒意識)が、変わらないモノしか扱わない、或いは扱えない』からである。一旦ニュースとしてメディアが流した情報は変わらないモノとして永久に残る。従って人間の思考・意識化・行動に大きな影響を与えるのが情報なのである。
(因みに変わるものを扱うのが「感覚」で、人間のように複雑高度化した脳を持たない他の生きものは、意識より自分自身の感覚で取り入れた情報を頼りに生きている)。
マスコミ・リテラシーを向上させるために考慮すべきポイントとして、多少理想的と言わざるを得ないが以下のようなものが考えられる。
・情報源の信頼性の評価
ニュースを提供するメディアやウェブサイトの信頼性を評価する能力は非常に重要だ。信頼性の低い情報源や偽情報を見破るために、独立した報道機関や専門家の意見を確認するのがいい。
・情報の偏りやバイアスの認識
マスコミは時折、特定の立場や意見を強調することがあるので、異なる視点からの情報を探すことがじゅうようだ。複数の情報源を比較検討し、客観的な見方を持つように心がけたい。
・情報の背後にある目的の理解
ニュースや情報の背後には時に政治的、経済的な動機が絡むことがある。情報を提供する側の意図や目的を理解し、その影響をも考慮することだ。情報発信者の所属や属性も参考になるだろう。
・情報の信頼性を確認する方法の学習
写真やビデオの編集、引用の歪曲など、情報が改ざんされることがあるため、これを見抜くスキルを身につけることが重要だ。
・ソーシャルメディアへの注意
ソーシャルメディアは情報を拡散するプラットフォームとして重要だが、偽情報やデマも広がりやすい場所であることにを十二分にいしきすることだ。情報をソーシャルメディアから得る際には特に注意が必要だ。
情報の深層分析: ニュースを単なる見出しだけでなく、背後にある情報や背後の文脈を探求し、事件や問題の本質を理解する努力をすることが大切です。
要は、日常的に情報に対して批判的な思考を持ち、情報を受け入れる際には、注意深く検討する習慣を身につけることが重要となろう。このコーナーでは、最近のマスコミを騒がせているニュースを取り上げて、表面的な報道では分かりにくい、むしろ反対と言ってもいい、その本質に関わる部分を取り出して読者に提供することにする。私のモノの見方に対しても大いに批判的なスタンスで読んでいただきたいものであるが、ニュースの本質を知るうえで、或いは情報リテラシーを磨くうえで参考になれば嬉しい限りである。